古田東朔先生のご講義は、大学院生のころに、二年間拝聴しました。 甘いものが好きな先生で、タバコと甘いものが好物でした。 和田利政先生が國學院大學の大学院のご講義にお招きくださり、8年近くご講義 してくださいました。 貴重な文献を見せてくださり、味わい深い内容でした。晩年ということもあり、声も通りが悪い状況でしたが、少人数の大学院のゼミ方式の講義でしたので、よい勉強になりました。 幕末から明治にかけての『遠い崖』という小説を薦めておられました。また、佐久間鼎、三尾砂、三上章についても注目しておられました。